多重債務者や年収の3分の1にまで借入額が達している人は、キャッシングやカードローンの審査に通らなくなります。

返済ができなくて追い込まれてしまうと絶望的になりますが、だからと言って絶対にしてはいけないのが、闇金に手を出すことです。

闇金とは違法な業者!

闇金業者

私たちが良く知っている消費者金融は、各都道府県の公安委員会などによって許可を得て営業している会社です。 だから金利も法を守った範囲で、安心ができます。

ところが闇金は許可を得ておらず、裏で違法に営業をしている業者なのです。 だから金利も法外な高さですし、一度遅れてしまうと取り立てもしつこくて怖いのです。

よく言われる高金利の代表はトイチですが、これは10日で1割の利息が発生するということです。 さらにトニ、トサンというとんでもない高金利もあります。

違法な業者は、「ブラックOK、即日200万円まで融資可能」といったように甘い言葉で誘ってきますが、まともな業者だと返済能力が疑わしいブラックの人に貸付を行うことはありません。

それに即日200万円融資可能といっても嘘なので、5万、10万円と少ない金額しか貸してもらえないことも多々あります。 融資額は嘘、おまけに非常に高金利、借りる時は簡単なのに返すのは難しいのです。

また、借りるときは優しい顔をしていても、1日でも期日に遅れてしまうとしつこい取り立てが待っています。

過払い金請求も難しい

払い過ぎたお金は過払い金請求で返してもらうことができますが、闇金が絡んでいると状況はかなり厳しくなります。 過払い金請求は業者との交渉が必要で、これまでの借入状況が分かる情報を開示するように求めなくてはいけません。

ところが闇金業者は開示請求にもろくに応じませんし、弁護士や司法書士に委任したのに大人しく取り立てを止めてくれないこともあります。 さらに営業実態が不明瞭な闇金業者だと手続きがより難しくなります。 弁護士であっても、闇金相手の過払い金請求は受け付けてくれないところもあります。

借金返済に困っている人が闇金で借りたところで、順調に返し続けることはできません。 それに過払い金請求でも困難な壁にぶち当たってしまいます。

ですからどんなに追い詰められても、絶対に闇金だけには手を出してはいけないのです。 もちろん闇金の借金問題の相談を受け付けている弁護士はいくらでもいますので、知らずに借りてしまった、軽い気持ちで手を出してしまったという人は早めに相談するようにしましょう。